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 おはようございます。
さあ、今年最後のやさしさ通心になりました。今年の日本は大転換期を迎えたのではないでしょうか?高市首相になり、ずっと75%以上の高い支持率を継続しており、ネットでは、前代未聞の「高市首相ありがとうデモ」が、一月にも行われると話題になっています。

 これまでデモと言えば、「反対!」とか「辞めろ!」とかを、どこかの団体や組織を中心に参加者を動員して行われるのが常識でしたが、今回は個々に人々が自発的に集まり、新年の皇居での一般参賀のように、「日の丸で溢れるようなデモにしよう」などとの意見も出ているようです。
マスコミは報道するのでしょうか?来年からの日本が益々楽しみです。

 さあ、では今年最後のやさしさ通心です。

『日本再生への道 メイド・イン・ジャパンに回帰』

  金 美齢
  (JET日本語学校理事長/評論家)

 1895年から終戦の1945年まで日本は台湾を統治していました。
その50年間に日本人が台湾に残していったものがあります。
それを高く評価した台湾人が日本精神(リップン チェンシン)という言葉をつくりました。

なぜ台湾人がそういう言葉を作ったのか?

 敗戦で日本は台湾から撤退し、代わって中国から紹介石による国民党軍が入ってきて、軍事政権を樹立しました。でも台湾の人たちは、「この軍事政権と比べたら、日本統治の方がよっぽど素晴らしかった」と思ったのです。

 以来、台湾人の多くが日本に憧れを寄せるようになったのです。
日本人が台湾に残していったものに「目に見えるもの」と「目に見えないもの」とがありました。

「目に見えるもの」はダムや鉄道、医療機関、生産施設。そして一番大きかったのは島の隅々にまで建てられた学校でした。

 今、台湾の医療制度のレベルは非常に高く、台湾大学医学部は世界トップレベルです。それはその50年間に日本が医学校を作ったからです。

「目に見えないもの」は、当時の日本人の働き方です。
仕事に対する献身的な態度、そういうもの全てを「リップン チェンシン」と呼んだのです。
台湾で「あの人はリップン チェンシンよ」と言うと、絶対信用できる人を意味します。

 また、「あの会社はリップン チェンシンよ」と言うと、絶対に信用できる会社なんです。
台湾にも「メイド・イン・タイワン」の優れた製品はたくさんあります。

 でも「メイド・イン・ジャパン」のイメージには勝てません。

中略

だから、「メイド・イン・ジャパン」の信用を日本人自らが落とすようなことがあってはいけません。

 そして、日本再生の方法は「メイド・イン・ジャパン」への回帰しかないと私は思っています。

中略

 今の日本の豊かさは、先人がこれまで大切に育ててきたもの全てだと思います。

豊かな水も日本の財産です。

 水田や清流、これは日本が世界一長寿国であることと関係があると私は思っています。
こうした豊かで美しい自然や生活環境に加えて、医療レベルの高さも、国民皆保険制度も、衛生に対する考え方も、メイド・イン・ジャパンの食べ物が何よりも健康的であることも、日本人自身が評価していないことがとても残念なのです。

 農産品だろうが工業製品だろうが、自国の製品を支えるのは自分たちである。
これを基本と考えて消費行動をしていきませんか?これが日本を再生する唯一の方法です。

 つまり日本人自身が、日本国に対する信頼とメイド・イン・ジャパンに対する信頼を取り戻すことです。

【日本講演新聞 2010年1月1日号】より

▢今年も一年、やさしさ通心にお付き合い下さり、本当にありがとうございました。
 皆様の「心の栄養補給」に少しでもお役に立てたのなら大変嬉しいです。
 来年も変わらず、毎週土曜日の朝10時に配信して参りますので、引き続きよろしくお願い致します。

 また、先週発送しました小冊子が郵便事情が悪く到着が遅くなり、ご迷惑をお掛け致しました。

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まだまだ多忙な年末だと思いますが、くれぐれもお身体を大切に、素晴らしい新年をお迎え下さいね。

 どうぞ、お良い年をお迎え下さい!!