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おはようございます。
さあ、まず今話題になっている自民党や立憲民主党の党首選のことですが、各党の党員資格というのは、本人確認も行わず、ただ申請して党費を支払えば誰でもなれる。
つまり、架空名義であろうが外国籍であろうが関係ないということを先日初めて知りました。本当にこんなことでいいんでしょうか?
特に自民党の党首は首相、内閣総理大臣になる人物を選ぶ訳です。確かに自民党は上位二者による国会議員の再選挙があるとはいえ、どこかの国が意図的に選挙介入していないか心配で共有させて頂きました。
さて、今朝のやさしさ通心は、日本人のやさしさや思いやりを、貼り紙の中で見つけたという、カナダの心理学者のお話です。
『日本人の発想は本当に考えられない』
日本の貼り紙は、独特の発想や表現が詰まっていて、海外の人々もそのユニークさに注目しています。以下は、カナダのバンクーバーに住む31歳の心理学者・ジョナサンがインターネットに投稿した内容です。日本人の社会心理と表現のユニークさについて紹介しています。
日本に移住して、初めての驚きは、日本人独特のコミュニケーションスタイルにありました。
特に公共の場での貼り紙から、その文化の深さと繊細さ、思いやりを感じ取ることができます。
例えば、コンビニのトイレで見かけた張り紙には、
「お客様へ、いつも清潔にご利用いただきありがとうございます」
とありました。この表現は、表面上は単なる礼儀正しい感謝の言葉ですが、実は深い心理的なメカニズムが働いています。
このような前向きな表現は「前提挿入」という心理テクニックを利用しており、人々が良い行動を継続するよう促しています。つまり、先に感謝を示すことで、次にその場を訪れる人も清潔に使うよう心がけるわけです。
また、12月24日のクリスマスイブには、ある飲食店の入り口に、
「本日はカップルのご入店をお断りします」という内容の貼り紙がありました。
この日は日本や多くの国で、恋人や家族と過ごすのが一般的です。しかし店長は、スタッフの感情を考慮し、恋人たちの姿に心を痛めるスタッフを思いやったのです。
こうした配慮は、日本人の間にしか見られない思いやりと共感性の高さを示しています。
さらに、ある道の駅のトイレでの出来事も興味深いです。
最近はインバウンドも多く、トイレットペーパーが盗まれることが多いため、売店で販売することにしたという貼り紙がありました。
そこには、「大好評 販売中! 当店で使用しているトイレットペーパーは盗まれるほど大人気で、そのためご好評につき販売することにしました。
購入を希望の方は、お手数ですがレジまでお持ちください。1巻50円(税込)」これは問題行動に対する直接的な非難を避け、代わりに平和的な解決策を提示する典型的な日本のアプローチです。
これらの事例から、日本の貼り紙はただの情報伝達手段ではなく、深い心理的な洞察と、社会的な調和を求める文化の繁栄であることがわかります。
埼玉のとある「たい焼き屋さん」についてお話しします。このお店は1個220円と言う少し高めの値段でたい焼きを売っていましたが、そのたい焼きには特にこだわりがあり、店主はお客様に喜んでもらいたくて、アンコをたっぷりと倍に増やしていました。
しかし、それが原因で店の経営が難しくなり、最終的にはアンコの量を減らさざるを得なくなりました。その変更を伝えるために店主はこんな貼り紙をしました。
そしてこの話はインターネットで広がります。
「正直に言います。感情に任せてアンコをたっぷり入れていましたが利益が出ず、店が潰れそうです。だからアンコを減らします。許してください。」
この正直で心からのメッセージは、多くの人々の心を動かしました。
海外メディアにも取り上げられたほどです。結果として以前よりも多くのお客さんが、このたい焼き屋さんを支援しようと店を訪れるようになったのです。
このエピソードからわかるのは、日本の店主たちがどれだけ心を込めて仕事をしているか。
そしてそれが、どれだけ多くの人々に影響を与えるかということです。
次は、ハイキング中に目にすることができる案内についてお話しします。
先日ハイキングに出かけた際、一つの興味深い貼り紙に出会いました。この貼り紙は、ロープウェー乗り場への案内を示しており、「ゆっくり歩いて10分、時々走って7分」という内容でした。
このメッセージは、ただの時間案内に見えますが、実はそれ以上の意味が込められています。
ハイキングをする人々は、それぞれ異なるペースで歩くため、この貼り紙はその多様性に配慮したものと言えるでしょう。単に時間を伝えるだけでなく、人々の状況に合わせた情報を提供することで、より親しみやすい案内となるのです。
最後に、日本ならではのとても感動的なお話を2つご紹介します。
一つは、点字ブロック上に不適切に駐車された車に対して、一人の小学生が貼り紙をしたというものです。この貼り紙には、「点字ブロックを頼りに歩いていた障害者が、あなたの車にぶつかっていました。駐車場所を考えてください。点字ブロックの意味を考えてください。」と書かれていました。
この小学生の行動は、大人でも躊躇するような勇気が必要なことでしょう。
公共の場で他人の行動を指摘する事は、逆ギレされるリスクを伴いますし、周りの目も気になるものです。しかし、この子供は障害者の方が不便を感じないようにと行動したのです。
この一件から、日本の子供たちがどれほど思いやりと社会的マナーを身に付けているかが伺えます。
最後に、東京の吉祥寺で見つけた心温まる貼り紙についてお話しします。
お弁当屋さんの「長男堂」が行っている特別な取り組みです。ここでは、子供向けに栄養たっぷりのお弁当を、たったの250円で提供しており、このシステムは、特に経済的に困っている家庭の子供たちに向けたものです。
貼り紙には、「学校が始まるまでの月、木、金曜11時30分から夕方6時まで、子供弁当を売っています。 お金が足りなかったり、もらいそびれちゃった子は後でもいいし、なんなら大人になってからでもいいよ。 大人になった時に長男堂がもうなかったら、誰かのために使ったり寄付したりしてね」と書かれています。
この取り組みは、新型コロナウィルスの影響で経済的に苦しむ家庭が増えた中、多くの保護者たちにとって大きな助けとなりました。
この話は、イギリス人のマシさんによってSNSで共有され、「子供のために、こんな素晴らしい取り組みをするなんて、信じられない!」と言う言葉とともに投稿されました。
これが瞬く間に拡散し、世界中で話題になりました。
そして世界中から、「これは本当に感動的だ。世界中の他の場所でも、このような思いやりのある取り組みをして欲しい」
「日本人の優しさにはいつも驚かされる」
「困っている家族を助けるだけでなく、子供たちに地域社会への恩返しの重要性を教えている点が素晴らしい」
「これこそ本当の教育だ!」
などの声がたくさん上がりました。経済的に豊かだと思っていた日本が、貧困の問題を抱えていたことには驚きましたが、心温まる取り組みによって助け合う精神が日本には残っています。私たちも、日本人の他人を思いやる気持ち、精神を見習わないといけないと思いました。
【JAPANの美チャンネルより】