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おはようございます。
さあ、選挙も終わり、子供たちは夏休みに入り7月最後の週末ですね。
大暑は過ぎましたが、大変暑い毎日が続いております。
くれぐれも体調管理に気を付けて、お過ごし下さいね。
今朝は、日本人の心の温かさが分かるお話です。
一番下には、その動画『応援なんていらない』(約1分)のURLも添付しておりますので、そちらもぜひご覧ください。
『東京ドームで本当に起きた感動の物語』
アジア プロ野球 チャンピオンシップ。
24歳以下の選手たちが熱戦を繰り広げる中、静寂に包まれた応援席があった。
オーストラリア代表チームの応援席である。
当時オーストラリアは山火事と洪水という二つの大きな自然災害に苦しんでいた。
しかも彼らはプロとアマの混成チーム。
無名に近い彼らを、日本にまで応援に来てくれる人などいなかった。
オーストラリアチームを率いるのは、デーブ・ニルソン監督。かつて日本プロ野球、中日ドラゴンズで活躍した選手である。
日本の野球文化を深く愛する彼だからこそ、選手たちにも体験させたい光景があった。
それは、日本独特の熱狂的な応援文化である。
予選を終えたオーストラリアチームは3位決定戦を前に、SNSにある投稿した。「私たちは東京ドームでの日本の応援歌が大好きです。
日本人の皆さんは、私たちオーストラリアチームのために歌ってくれますか?」
日本語で綴られたその呼びかけには、具体的なリクエストも添えられていた。
そして、監督の古巣への敬意も込めて、中日ドラゴンズの応援歌「狙い撃ち」を歌って欲しいと。
迎えた台湾との3位決定戦。オーストラリアチームは奇跡を目の当たりにすることになる。
一人の日本人ファンが、三塁側スタンドでオーストラリアチームの応援を始めたのだ。
はじめは、まばらな周りの観客もその男性を傍観するだけ。
しかし、たった一人でオーストラリアチームを応援し続ける男性。
その懸命な姿に、周りの日本人たちの心も動いた。
一人、また一人とその声に力が加わっていく。気が付けば300人の日本人によるカンガルークラブが結成されていた。リクエスト通りの応援歌が東京ドームに響く。
オーストラリアチームの選手たちに向けられた、心からの声援だった。
オーストラリアチームの選手たちは驚き、涙する者までいた。
リアム・スペンス選手は後にこう語っている。
「本当に素晴らしかった。ファンの声援が力をくれました。戦うために必要なエネルギーを日本の応援団からもらいました」
チームの公式アカウントも感謝の気持ちを投稿した。
「このことを聞いてください。 ありがとう日本。これは信じられません。
『We love you Japan !』」
国境を越え、オーストラリアチームの応援し始めた一人の日本人が起こした奇跡。
野球の神様が日本人に託した、最も美しい光景の人だったのかもしれない。
【インターネットから、いくつか記事、動画をまとめました】