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いや~、今朝の大阪は急に春らしく気温も上がり、大変良いお天気になりました。
お天気が良いと気分も盛り上がりますね。笑
ただ、最近の政治家の実態を報じる多数のニュースを見ていますと、情けなくなりますね。
何度かこのやさしさ通心でご紹介させて頂いていますように、「ブルーリボンバッチ裁判」に続いて「日の丸バッチ裁判」も起こし、現在係争中です。
「なぜ、日本の裁判所の傍聴席に座るのに、『ブルーリボン』を外さねばならないのか?
※ブルーリボンとは、内閣総理大臣以下多くの国会議員も着けている北朝鮮に拉致された人々を救うための象徴のバッチです。
加えて『日の丸バッチ』も外せとは、裁判官あなたは日本人ですか?
政治家も裁判官も、日本のことなど全く考えていない、ただ自分の保身とお金だけ、坂本龍馬の名言
日本を今一度
洗濯いたし申し候に
いたすべく
心願にて候。
そんな気持ちになりますね。
結局裁判官は、その説明もしないまま判決を出そうとしています。
(日の丸裁判の第一審の判決は5/22です)
この件につきましては、人気ブロガーの『ナニワの激オコおばちゃん』(本当はおっちゃんですが?…笑)がYouTubeで取り上げておられます。
一番下にURLを貼り付けさせて頂きましたので、ぜひ、ご覧下さい。
また、自民党参議院の和田政宗議員が、国会の法務委員会で小泉法務大臣にブルーリボンバッチについて質問して下さり、
その結果を、私が最も尊敬するフジ住宅(株)の今井光郎会長宛にメールにてご報告下さいました。
その内容も、今朝のやさしさ通心のあとに、ご紹介させて頂きましたので、こちらもぜひ、お読み下さいね。
では、今朝のやさしさ通心です。どうぞ・・・
『50年前に現在の日本を見通していた経営の神様:松下幸之助』城所岩生
松下幸之助氏は50年前の1974(昭和49)年に「崩れゆく日本をどう救うか」(以下「崩れゆく日本」)という本を出版していた。
これは、エズラ F. ヴォーゲルの「ジャパンアズナンバーワン: アメリカへの教訓」の出版(1979年)の5年前、つまり、世界一の経済大国アメリカに日本が、経済が一流であることを認められる5年も前の本で、現在の姿を見通していた幸之助氏の慧眼に驚いた。
通算21年の海外勤務経験をもち、国内外から日本を見てきた筆者が、現在の日本にいちばん欠けていると思うのは「志」である。
国も企業も個人も「志」がないことが、失われた30年をもたらし、いまだに改善の方向も見えない原因ではないかとつくづく思う。
「志」は国でいえば国家戦略である。しかし、民主党政権時代に国家戦略担当相が3年間で6人も代わる事実に象徴されるように、日本には明確な国家戦略がない。
日本に国家戦略がない理由
以下、松下幸之助氏の『崩れゆく日本』の「第1部 沈没寸前の日本」の「4.日本はどこへ行く」から抜粋する。
日本は国民の国家意識というものがきわめて薄い。世界で一番薄いと言っても過言ではないかとさえ考えられる。
国家意識というものは、平たくいえば自分の国を意識する心であり、大事にする心であろう。
自分の家を大事にする。自分の町を大事にする。それと同じように自分の国を大切にするということである。
もちろんそのことにとらわれたり、それが過度になったりすると、自国中心主義となり、国際的な摩擦や紛争を呼ぶことにもなって、かえって弊害をもたらすことになる。
しかし、だからといって正しい適度の国家意識までなくしてしまってもいいものかどうか。 それでは、無国籍者の集まりのようなもので、極めて頼りない力、弱いものになってしまうだろう。
(中略)
内憂外患ともいうべきこの難局にあたって、正しい国家意識を養い高めていくことが極めて重要だと思う。
そのためにも、やはり何と言っても大切なのは政治の指導性ということではないか。政治が力づよい指導性をもって、国民の間に正しい国家意識を培養していくことが必要だと思う。
そして、政治に指導性がないのは、国家100年の計を生み出すような方針、すなわち 哲理(志)がないからではなかろうか。
(中略)
考えてみれば、戦後30年近くの間を通じて、わが国では国がそういう指導性を持つどころか、むしろ国民に迎合し、国民を甘やかすような傾向が強かった。
民主主義のはきちがえは、何も国民の方にだけあったのではない政治の側にもそれがあったわけである。
(中略)
だから 政府や 政党はいろいろいいことずくめの公約をすると同時に、あるいはその前に、まずそのことをはっきりと国民に言って、国民をいわば教育すべきであった。
(中略)
ここで思い出されるのが、かってのアメリカのケネディ大統領が、その就任演説で言った言葉である。
「国民諸君!諸君はいま、諸君の国家が諸君に対して何をしてくれるかを問うべき時ではない。諸君が国家に対して何をなすべきかを問わねばならぬ時なのだ」
(中略)
政府といわず、政党といわず、いまこそ国民を叱咤激励(しったげきれい)するような気概を持って真実を力づよく訴えてほしいと思う。今政治に必要なのはそうした厳しさである。
日本の国をどのような方向に進めていくかという、いわゆる国家経営の哲理、方針が政治に欠けていた。
(中略)
国家に基本の哲理がないということは、個人でいえば確固たる人生観を持たないということに通じる。会社や商店であれば、経営理念、経営方針を持たないということにもなろう。
経営の神様の処方箋
松下氏は「崩れゆく日本」「第2部 日本を救う具体策の一例」の「2.物価安定と経済大発展への道」で持論でもあるダム経営論を展開する。
河川の水を流しっきりにせずに、ダムをつくってこれを蓄え、必要に応じて放流することにより、水を最大限有効に使い、灌漑とか発電などの有用な事業を行うことができる。
そういったダムの考え方を、国家経営といわず企業経営といわず、個人の人生経営といわず、あらゆる面に導入することがきわめて大切だと思う。
そこから安定した人生、安定した企業経営、安定した国家経営が生まれてくるだろう。
【アゴラ研究所:インターネット記事より】
城所岩生
国際大学グローバルコミュニケーションセンター(GLOCOM)客員教授、米国弁護士(ニューヨーク州、首都ワシントン)。
東京大学法学部卒業、ニューヨーク大学修士号取得(経営学・法学)。NTTアメリカ上席副社長、成蹊大学法学部教授を経て、2009年より現職。2016年までは成蹊大学法科大学院非常勤講師も兼務。
2015年夏、サンタクララ大ロースクール客員研究員。著作権法に精通した国際IT弁護士として活躍。著書:『米国通信戦争』日刊工業新聞社(第12回テレコム社会科学賞奨励賞受賞)など。
『和田政宗議員から今井会長宛てメール』
フジ住宅株式会社 今井光郎
差出人: 和田政宗事務所
送信日時: 2024年3月26日火曜日 21:34
宛先: フジ住宅株式会社 今井光郎
CC: 参議院議員 和田政宗事務所 秘書 髙田彌
今井会長
日頃のご指導とともに、ご丁寧なメールをいただきまして、誠に恐縮でございます。
ブルーリボンバッジを付けること、
拉致被害者奪還のため政治家として当然のことであり、国民全体の思いです。
法務大臣が私の要請までブルーリボンバッジを付けなかったこと問題でありましたが、今月より大臣が付けたこと、今後の法務大臣もブルーリボンバッジを付けていくという当たり前の状況となります。法務省においても、今後ブルーリボンバッジと拉致被害者奪還の意識の徹底がなされますので、今井会長がひとえに拉致被害者奪還のためにお力を尽くされてきた意志が法務省内にも浸透していきます。
会長におかれまして、裁判等で様々ご苦労ご心痛があったと思いますが、会長のご尽力によって拉致被害者奪還のためさらなる一歩を踏み出すことができました。
私拉致被害者の奪還を必ず成し遂げます。
私が内閣総理大臣になるまでに必ず奪還が成し遂げられていると思いますが、もしなっていないのであれば、わたし総理大臣として最優先に拉致被害者奪還を掲げ、金正恩と刺し違えてもとの覚悟で拉致被害者の奪還を実行します。
国家国民の命を守るために存在していますから、総理や政治家の命と引き換えに 1000 人の拉致被害者が帰ってくるのであれば天命です。
寿命いつか尽きますので。
今井会長の常々薫陶を受けている社員の皆様ともこの意志を共有できたら幸いです。
引き続きのご指導を何卒宜しくお願い申し上げます。
参議院議員自由民主党 和田政宗