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おはようございます。
先週のやさしさ通心は反響が大きく、皆様からの「知らなかった」「やっぱり」というお声を聞いて、配信して良かったなと大変嬉しかったです。
そして、この南京事件の裏、なぜ「南京大虐殺」などというとんでもない虚構が作られ、広められたのか?その辺りについてもぜひ知って頂きたく、改めて来週ご紹介させて頂きたいと思っています。
今週は、昨年12月13日に公開された、今、世界中で大話題になっている日本の小学校のドキュメンタリー映画のお話をご紹介させて頂きます。
一番下に、そのドキュメンタリー映画のショート映像のURLを貼り付けていますので、ぜひ後ほどご覧下さい。
『小学校 それは小さな社会』
日本の小学校独特の朝の挨拶や給食の配膳、放課後の掃除、運動会等、また、生徒たちが協力して一つの目標を達成するという教育は、海外の人たちからは異次元のようで、今、とても注目を集めています。
そして、そのドキュメンタリー映画『小学校 それは小さな社会』が、ニューヨークタイムズで配信され、大変大きな話題になっています。
この作品を手がけた山崎エマ氏は、日本とイギリスの血を引き、ニューヨークにもルーツを持つドキュメンタリー監督です。
山﨑エマ 1989年 兵庫県神戸市生まれ
大阪の公立の小学校に6年間通う。
中学、高校は神戸のインターナショナルスクール、大学からニューヨークへ。
このドキュメンタリー映画は、「6歳児は世界のどこでも同じようだけど、12歳になる頃には、日本の子どもは“日本人”になっている」という言葉で始まりますが、
「私たちは、いつどうやって日本人になったのでしょうか?」
エマさんが、なぜ、こんなことを思うようになったのか?
というと、ニューヨークで映像会社に就職し編集助手として働いていた時、自分としては普通に仕事をしているつもりが、その時に「すごい頑張りますね」とか、「周りに配慮がありますね」とか、「時間に遅れないですね」なんて、すごい褒められて、普通にしてることが褒められて、すごい得をした気がして、その時に、自分がどうのというより、「ただ日本人なだけですけど」みたいな感覚が出てきて、それで、私はどうしてこういう人間になったんだろう?と思うようになったんです。
そしてその時に、自分が日本の小学校で学んだ「当たり前」と思っていた価値観が、実は海外に行ったら強さになっていたという。そこに気付いたんです。
もちろん、日本の小学校の悪いところや課題は日本の中でもいっぱい議論されているから、逆に、みんな良いところに気づいてないんじゃないか?そう思ったんです。
それでこのドキュメンタリー映画をつくろうと思ったのです。
ただ、なかなか許可を出してくれる公立の小学校が無くて、許可取りに5?6年30校くらい回りましたし、やっと許可を得て中に入って撮影を始めたものの、1000人くらいいる生徒と70人くらいの先生方の、誰を?何を?どう撮影しようか?と苦労しました。
結局丸々一年間、700時間(4万2千分)撮影して100分弱のドキュメンタリー映画にしましたが、後にも先にももう出来ないのでは?と言われています。
そして昨年12月に公開されると評判が評判を呼び、第97回アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞に日本人監督による日本題材の作品として史上初のノミネートを果たしたのです。
(発表は3月です)
このドキュメンタリー映画を観た方々の感想
めちゃくちゃ泣いた。子どもたちが一生懸命に何かをしてるのを見てるだけで涙が止まらなくなる(おじいちゃんなので)。
特にクラスメイトの女の子のために泣きじゃくる少年!その優しさをいつまでも失くさないで!
町山智浩
映画評論家
今日、妻と息子と3人で見てきた。劇場かなり混んでて。中身は、都内の公立小学校の一年を追った話。大きな事件もなく。ナレーションもつけず、ただ、淡々と。でも、なぜか、これが、面白い。共感と発見、確認。そして沁みる。日本の小学校、あらためてすごいな。
ありがとう と言いたくなる。
鈴木おさむ
受験のための詰め込み、個を殺す……などなど、日本の学校教育で長年問題視されていることは山積したまま。それどころか、教育現場を支える担い手が減り、新たな問題も増える一方の現代。
ですが、それに真面目に向き合い、議論をしてきましたか?
あくまで肯定的な視点で公立小学校に密着したこの作品を観ると、必ず「初等教育の重要性」について語りたくなる。ここに映されたことに対して賛否があるのは当たり前。
子どもたち、そして日本の未来を考える一歩を踏み出すためにも、観て、語り合ってほしい。
よしひろまさみち
映画ライター
子どもたち、先生、親…学校に関わる多くの人の現実がここには詰まっています。変わらなければいけないことも確かにある。けれど、大切にしていくべきものもある。
報道などの情報だけで判断するのではなく、それぞれが感じる“それ”を今一度感じ直し、シェアし合うことが大切だと思いました。
葉一
とある男が授業をしてみた / 教育YouTuber
子どもたちや先生たちの生き生きとしたやりとりは、小学校という、まさに「小さな社会」を垣間見ているようで、普段の生活では見過ごしてしまいがちな価値観や文化に気づかされます。この映画で、日本の素晴らしい文化、そして教育が世界に発信されることは意義深いことだと感じました。
早見優
歌手
グローバルな国際社会の中で日本企業がより活躍するためには、我々の強みを理解することが大事。日本の小学校教育にはそのヒントが詰まっていることをこの映画は気づかせてくれた。
新浪剛史
サントリーホールディングス株式会社代表取締役社長
心動かされました。まずは、子どもたちが壁に出会い、乗り越えてゆくまぶしい瞬間に。沢山の人に見てほしいし、そのあと一緒に考えたいです。
河合優実
俳優
このドキュメンタリー映画を見た海外の人たちの感想
ここしばらくの間で見た映像の中で、最も素晴らしいと感じたものの1つだった。なんて、美しい子供たちなんだろう。
私は23分間、息をのんで魅入って、涙ぐみ、最後には※あやめの勝利に包まれる喜びを味わった。
※あやめ=主人公の女の子
その瞬間を見られた。ただただ幸せな気持ちになった共有してくれて、本当にありがとう。
あの子たちに魅了されてしまった。どんなことにも献身的に取り組んでいる。あの子たちの姿を頭に思い浮かべると1日中笑顔でいられる。
日本の教育モデルを用いれば、アメリカの学校の成績は向上するはず。
ためらうことなく取り入れて欲しい。
日本の小学校が子供たちに教える事は、まさに僕がチームスポーツで学んだことだ
【いくつかのネット動画、YouTube等をまとめました】