はじめに
「心に栄養補給を!」こんな感じで、毎週土曜日の朝10時に、本やインターネットなど、あちこちで見つけた『ちょっといいお話』をメール配信しています。
この小冊子は、これまでに配信したものの中から、特に反響が大きかったものをまとめたものです。
今、この日本社会も、『ストレス社会』と呼ばれるように、私たちが子供の頃には考えられなかったような、自己中心的で凶悪な事件が多発しています。しかも、全然大したことでもないことが原因で、親が子を、子が親をというような痛ましい事件も増加の一途です。
また、精神疾患で治療を受ける人々も増え続け、イジメや自殺者の数も全く減りません。なぜ、このような社会になってしまったのでしょうか?
原因は様々でしょうが、益々その流れは加速していきそうで、その流れを止める術などありません。
しかし、『ハチドリのひとしずく』のお話(次項に掲載)の如く、「少しでもその流れに逆らってやろう!」と始めたのが、この『やさしさ通心』です。
どうか、皆様の心の栄養補給に、少しでもお役に立てれば幸いです。そして、ご家族や友人の方などにも、読ませてあげて下さいね。
また、皆さんがご存知の“やさしさ通心”にふさわしいお話がございましたら、ぜひ、お教え下さい。

目次
- ハチドリのひとしずく「~今わたしにできること~」
- 第1話 心を込めて『いただきます』『ごちそうさま』を…
- 第2話 僕のお父さん
- 第3話 小児ガンと向き合う
- 第4話 バスと赤ちゃん
- 第5話 会社の利益か、人命救助か
- 第6話 縁を生かす
- 第7話 カーテン越しのバースデー
- 第8話 東日本大震災 ベトナム中を涙させた少年の話
- 第9話 無償の愛
- 第10話 お節介のなかにもまごころがある2
- 第11話 バスを止めた車掌さん
- 第12話 天国から届いた ランドセル
- 第13話 見えないものへ心を向ける
- 第14話 テキサス親父はなぜ日本が好きなの?
- 第15話 認知症の母殺害事件 温情判決
- おわりに